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折れた骨からの復活劇!西日本チャレンジサイクルロードレース3位までの道のり その3・最終回

折れた骨からの復活劇!西日本チャレンジサイクルロードレース3位までの道のり
その3・最終回

④ レース当日 - 全力で、最後まで

レース直前のCTL(Chronic Training Load:慢性トレーニング負荷)は、わずか61

CTLは、TSS(Training Stress Score:トレーニングストレススコア)の42日間の平均値で計算されます。FTP(Functional Threshold Power:1時間維持できる最大パワー)強度で1時間走ると、TSSは100になります。LSD(Long Slow Distance:長時間低強度)ならFTPの55~75%と言われているので、ポタリング程度の強度でも2時間くらいでTSSは100近くになります。

つまり、CTL61というのは、非常に練習量が少ないことを意味します。

CTLは低いものの、低酸素トレーニングの効果が高く、予想以上に調子は悪くありません。目標達成も不可能ではない、と感じていました。

午前10時過ぎ、レース会場である広島中央森林公園に到着。レース開始は午後からなので、3時間以上の余裕があります。

早速バイクを組み立て、レースの準備。受付を済ませ、計測チップやゼッケンを取り付けました。

レース前にしっかりとアップを行い、万全の状態でレースに臨みます。

コースは、1周12kmを4周する、合計48km。今回の私にとっては、ちょうど良い距離だと思います。これ以上長いと、筋持久力が持たないかもしれません。

低酸素トレーニングで能力は戻ってきているものの、1ヶ月では完全には戻せていません。レース展開によっては、先頭集団に残れない可能性もありそうです。


いよいよレース開始。スタート位置は最後尾。チームメイトと共にスタートしました。

スタート直後から強烈なアタック合戦はなく、比較的穏やかな展開。しかし、走り始めてすぐに、手首の骨折によって高強度での練習ができていないことと、練習量が足りていないことが原因で、高い強度を維持する能力が戻っていないことに気づきました。

一定強度の維持や、単発的な高強度なら耐えられますが、自分から積極的に展開を作ったり、逃げを打ったりすることは困難です。ここは大人しく、集団の中で走るしかなさそうです。

レース中、何度か逃げが発生しますが、集団は決して20秒以上離れることを許しません。コース的にも、登りの後に長めの 下りがあるため、逃げができても比較的簡単に追いつくことができます。「集団が逃げを許さない」という強い意志を持っている場合、逃げ切るのは非常に難しいのです。

最終周回に入っても、同じような展開が繰り返されました。逃げが出てもすぐに吸収され、人数は減りながらも、ある程度の人数を保ったまま集団ゴールになりそうです。

集団ゴールという目標は達成できそうですが、もしかしたらスプリントで優勝も狙うことも可能かもしれません。

ゴール手前500m付近。最後の登りで、長距離アタックを仕掛けることにしました。

「全力で1踏み、2踏み、3踏み…」

…しかし、脚がない!3踏み目で、思ったよりも脚が残っていないことに気づきました。しかし、もう手遅れです。後方から2人の選手に抜かれ、3位でゴールしました。

⑤ レースを終えて - 低酸素トレーニングの可能性

今回のレースでは、低酸素トレーニングを集中的に行ったことで、短期間&少ない練習量でも、ここまでパフォーマンスを戻すことができました。

低酸素トレーニングの高い効果を改めて確認できたとともに、今後のトレーニングメニュー作成に役立つデータも蓄積できました。

怪我や病気からの早期復帰にも、低酸素トレーニングは有効活用できそうです。

レース翌日からは、RTA(ロードトゥラヴニール)に参加するため、関西空港からフランスへ出発します。完全回復とは言えない状態ですが、持てる力を最大限に発揮して戦ってきます。

次回のレースは、4月5日に伊豆CSCで行われるチャレンジサイクルロードレース ジュニアクラスです。

低酸素トレーニングに興味のある方は、お気軽にお声掛けください!